日記

2023-07-06 00:00:00

心理教育プログラム

今日は休診日。

往診日でもありましたが、夜は草津病院の先生の講演会がありました。

双極性障害の集団心理教育に関する内容でした。

心理教育とは…病気についての知識を得ることで、病気や障害によって困ることへの対処方法を学ぶこと。

そして主体的に日常生活を送ることを目標としてます。

数人の患者さんたちと一緒に行うことを「集団心理教育」と言います。

私はみくまり病院や賀茂医療センターで服薬に関するSST(ソーシャルスキルトレーニング)を長年やって来ました。

私がやっていたSSTは統合失調症の方に対し、病気の症状や、薬の作用、副作用、種類などを患者さんと学び、主体的に服薬を行うため、そのスキルを学ぶものでした。

今日の講演会でも言われてましたが、それらの教育を行うことで再発予防に繋がります。

病状の悪化に早めに察知し、対処ができます。

集団で行うことで患者さんどうし、お互いの励みになったり、様々な工夫を参考にしやすくなります。

当院も本当はしたいのですが、時間やマンパワーの問題などからなかなか難しいです。

ですから、短い診療時間の中で何とか工夫して心理教育を行っていきたと思ってます。

今後は視覚的な物を利用して、病状の見通しがたてれるものを作る予定です。

診察中に早口で話すより、目で見る方が分かりやすくですしね。